子どもの睡眠を守りたいママの味方

第四話 子どもの成長と睡眠の話のまとめ

遠藤先生のお話を伺って分かったことは、子ども(赤ちゃん)の成長には睡眠がいかに大切なものであるか、ということです。
子どものカラダの成長やメンテナンスに大きく関わる成長ホルモンが多く分泌されるのは、眠ってからの3時間。その時をより良いものにするためには「睡眠環境」を整え、「良い睡眠習慣」を身に付けるように導いてあげることです。

そのために、日中はしっかりと運動をさせ、夜8時くらいには照明を落として静かな環境にし、朝はカーテンを開けて太陽の光をしっかりと浴びさせることで、体内時計をリセットし生活のリズムを整えることが重要です。

ところで、眠くなってきた子どもの手足を触ったとき「あたたかいな」と感じるように、ヒトには眠りに入る時、あたたかい血液を手足に集め、深部体温を急激に下げることで眠くなるという性質があります。また、赤ちゃんは大人に比べて体温が高いので、たくさんの汗と熱をふとんに移行 させ、体温を下げます。ゆえに、寝具選びも重要になってきます。
そこで、もう一度おさらいを。敷きふとんを選ぶ時のポイントは、
【1】汗を素早く吸収して後戻りしない。
【2】通気性に優れふとんの中に熱などがこもりにくい。
【3】寝返りを打ちやすい適度なかたさや弾性があること。
以上の3点が重要です。

また、寝床内の温度や湿度も大切です。通常は約33度で、夏場の室温は27~29度くらいが理想。特にムシ暑い夏場はいつまでたっても汗が乾かず、気化熱を使って手足の温度を効果的に下げにくくなってしまうので、快適に眠るためにはエアコンや扇風機などを使っても良いそうです。

成長ホルモンが骨や脳の成長に影響を与える18歳くらいまでは、良質な睡眠をたくさんとることが大切です。よい睡眠環境で、睡眠力が落ちてしまう前にしっかりとした睡眠習慣を確立し、元気な子どもに育てたいですね。

構成/円城新子(ハンケイ500m 編集長)

ハンケイ500m Vol.24号

本企画は、ハンケイ500mと共同企画です。